MF
ガーナ人MFのイドリス・ババ【写真:Getty Images】
イドリス・ババ(ガーナ/背番号12)
生年月日:1996年1月22日(23歳)
昨季リーグ戦成績:25試合出場/0得点0アシスト
2016/17シーズンにマジョルカのBチームでプロデビューを果たしたガーナ人MF。その翌シーズンはバラカルドCFへのレンタル移籍を経験するものの、昨季にマジョルカへ復帰すると指揮官の信頼を完全に掴み取り、レギュラーに定着して1部復帰に大きく貢献した。今年7月にはクラブと2022年まで契約を延長するなど、チームからの信頼は明らかだ。
身長182cm、体重73kgの体躯を誇る同選手は、ピッチの幅広いエリアを的確にカバーしながら相手の攻撃の芽を摘む能力に長けている。開幕節のエイバル戦では両チーム合わせてトップとなるタックル成功数4回を記録するなど、とくに守備面での貢献度が高い。まだ23歳と若く、今後の成長にも大きな期待が抱ける。
マジョルカにとって欠かせないベテランMFのサルヴァ・セビージャ【写真:Getty Images】
サルヴァ・セビージャ(スペイン/背番号8)
生年月日:1984年3月18日(35歳)
昨季リーグ戦成績:37試合出場/3得点9アシスト
過去にレアル・べティスやエスパニョールでプレーし、現在までにプリメーラ・ディビシオンで112試合の出場を誇るベテランMF。視野の広さを生かして味方に正確なパスを供給することができる選手であり、ゴール前での創造性などにも定評がある。主に中央でのプレーを基本としているが、試合の中でサイドに流れながらクロスで違いを生みだすこともできるなど、マジョルカにとってはなんとも頼もしい選手だ。
エイバルとの開幕戦でもパス成功率83%、決定的なパスを3本も繰り出すなど、同選手の特長はしっかりと表れていた。今夏よりマジョルカに加入するMF久保建英はこのベテランMFとどこまで高い連係を築けるかという部分が肝心となってくるだろう。35歳の頼れるセントラルミッドフィルダーから学ぶことも多いはずだ。
久保建英のライバルとなる可能性が高いダニ・ロドリゲス【写真:Getty Images】
ダニ・ロドリゲス(スペイン/背番号14)
生年月日:1988年6月6日(31歳)
昨季リーグ戦成績:38試合出場/3得点3アシスト
エイバルとの開幕戦でマジョルカを率いているビセンテ・モレノ監督は4-1-4-1のフォーメーションを採用した。そのエイバル戦で右サイドハーフを務めたのが、このダニ・ロドリゲス。つまり、右サイドでの起用が濃厚とされているMF久保建英のライバル候補となる。
31歳の同選手は主に中央を主戦場とするプレイヤーであるが、攻撃的なセンスは抜群なため、サイドでもその存在感を放つことができる。エイバルとの開幕戦では4分に圧倒的なスピードを生かし2人を置き去りにすると、そのまま右足でゴール。勝利の立役者となり、データサイト『Who Scored』内では同試合のMOMにも選出されている。新天地でのスタメン奪取を狙う久保にとってはかなり強力なライバルになりそうだ。
レアル・マドリー・カスティージャにも在籍していたアレイクス・フェバス(写真はアルバセテ時代のもの)【写真:Getty Images】
アレイクス・フェバス(スペイン/背番号23)
生年月日:1996年2月2日(23歳)
昨季リーグ戦成績:38試合出場/3得点3アシスト(アルバセテ・バロンピエ)
右サイドでのプレーが濃厚とされているMF久保建英。しかし、開幕節のエイバル戦のような4-1-4-1のフォーメーションをビセンテ・モレノ監督が採用する場合、2列目の中央、つまり2枚のインサイドハーフの位置で出場する可能性も少なくはない。その時にポジションを争うことになりそうなのが、このアレイクス・フェバスである。
昨季はアルバセテ・バロンピエでプレーした同選手はリーグ戦38試合で3得点3アシストの成績を収めた実力者である。まだ23歳と若く、これまでプリメーラ・ディビシオンでのプレー経験はなかったが、開幕節のエイバル戦でスタメン出場を果たしているなど、指揮官から信頼を寄せられているのは明らかだ。こちらも久保にとっては強力なライバルとなるだろう。また、奇しくも同選手の元所属は久保と同じレアル・マドリー・カスティージャである。