ユベントスのマタイス・デリフト【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAが現地時間24日に開幕し、王者ユベントスはアウェイでパルマに1-0の勝利を収めた。だが今夏の移籍市場で大きな注目を集めた新加入のオランダ代表DFマタイス・デリフトのデビューはお預けとなった。
オランダの名門アヤックスで若くして主将を務め、昨季の好成績をけん引して大きく評価を高めたデリフト。夏の移籍市場では最も注目を集める選手の一人となり、バルセロナやマンチェスター・ユナイテッドなどとの争奪戦の末、移籍金7500万ユーロ(約88億9000万円)+ボーナス1050万ユーロ(約12億4000万円)でユーベに加入することが決定した。
だが肺炎治療中のマウリツィオ・サッリ監督に代わってアシスタントコーチが指揮を執った開幕戦で、デリフトはベンチスタート。そのまま出場することなく試合を終えた。試合はDFジョルジョ・キエッリーニのゴールによりユーベが白星発進を切っている。
「もちろんプレーしたいとは思っていたよ」とデリフトの試合後のコメントを、オランダ『AD』が伝えている。「出場したかったが、もちろん監督の決断を尊重する」と不出場に理解を示した。
「現実的にも考えている。僕はまだイタリアに慣れようとしているところだ。今日プレーしたキエッリーニと(レオナルド・)ボヌッチは、ずっと世界最高のCBコンビだと見なされていた2人だ。開幕戦で割って入るというわけにはいかない。今季自分自身でポジションを勝ち取らなければならない」とデリフトはポジション争いに意欲を見せている。
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