パリ・サンジェルマン（PSG）のトーマス・トゥヘル監督は、同クラブに所属するブラジル代表FWネイマールについて、去就についての状況が明確になるまでは試合に起用しないという見通しを述べた。仏紙『レキップ』などが伝えている。

　今夏にはPSG退団に向けた動きが盛んに報じられ、レオナルドSD（スポーツディレクター）も他クラブと交渉中であることを認めているネイマール。古巣バルセロナやその宿敵レアル・マドリー、イタリア王者ユベントスなどからの関心が噂されている。

　コパ・アメリカ2019（南米選手権）欠場に繋がった負傷の影響もあり、ネイマールは今季のPSGでまだ公式戦に出場してはない。トゥヘル監督によれば、すでにプレーできるコンディションには戻っているものの、去就が不確定な状況では出場させないとのことだ。

「準備はできている。調子は良くなっているし、今週はしっかりと練習していた」とトゥヘル監督はネイマールの状態について24日の会見でコメント。その上で、「状況が明らかになるまではプレーすることはない」と語った。

　現地時間25日には、PSGはリーグアン第3節の試合でトゥールーズと対戦するが、この試合にネイマールが出場するかどうかも定かではない。「明日状況が明確になったとすればプレーできるようになる」と指揮官は述べ、残留が確定すればすぐにでも出場させる見通しを示している。

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