フェルナンド・トーレス【写真:Getty Images】
明治安田生命J1リーグ第24節、サガン鳥栖対ヴィッセル神戸が23日に行われた。試合はホームの鳥栖は1-6で敗北を喫した。現役ラストマッチとなった元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスはこの試合で先発フル出場を果たし、無得点に終わった。
先発に名を連ねたトーレスは、序盤からクロスに飛び込むなど積極的な姿勢を見せる。63分にはこぼれ球を拾い、左足でシュートを放つが、惜しくもゴール上に外れた。さらに、後半ATにゴール前で決定機を迎えるも、これもゴール上に外れた。トーレスは最後まで得点を奪うことができず、現役ラストマッチは無得点に終わった。チームも敗れ、現役ラストマッチを勝利で飾ることができなかった。また、イニエスタが前半終了間際で負傷交代となり、盟友イニエスタとの最後の競演は前半で終わってしまった。
アトレティコ・マドリーの下部組織出身のトーレスは2001年にトップチームデビュー。イングランドのリバプールとチェルシー、イタリアのミランでのプレーを経て2015年からアトレティコに復帰した。そして、オーストラリアのAリーグや、北米MLS(メジャーリーグサッカー)も有力な移籍先候補だと噂されていたが、2018年7月に鳥栖へ移籍となった。
トーレスはクラブ通算714試合に出場し、255得点73アシストを記録。プロデビューから代表とクラブ合わせて通算301ゴールを記録した。クラブではスペイン2部1回、UEFAヨーロッパリーグ(EL)2回、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)1回、FAカップ1回のタイトルを獲得した。スペイン代表ではEURO2008と2012、南アフリカワールドカップ優勝を経験している。
トーレスは18年の現役生活に幕を下ろした。
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