伊藤達哉【写真:Getty Images】
ドイツ2部のハンブルガーSV(HSV)に所属していた日本代表MF伊藤達哉は、ベルギー1部のシント=トロイデン(STVV)へ完全移籍することが決定した。22日に両クラブより発表が行われている。
現在22歳の伊藤は柏レイソルU-18から2015年にHSVへ移籍。U-19チームとセカンドチーム(U-23)でのプレーを経て、2017/18シーズンにトップチームデビューを飾った。
HSVのトップチームでは2年間で公式戦合計37試合に出場。昨年8月のキリンチャレンジカップと今夏のコパ・アメリカ2019(南米選手権)では、いずれも出場はなかったが日本代表にも招集された。今季のHSVではトップチームから外され、これまで試合に出場していなかった。
「2020年東京五輪で日本代表入りするのがタツヤの明確な目標だ。その目標を達成し、さらなる成長を遂げるため、彼には何より高いレベルでの実戦が必要だった。我々は彼に実戦機会を提供できなくなっていたが、新たな挑戦に向けて彼の幸運を祈る」とHSVのヨナス・ボルトSD(スポーツディレクター)は伊藤の移籍についてコメントしている。
ドイツメディアの報道によれば、伊藤の移籍金としては150万ユーロ(約1億7700万円)+ボーナスが支払われるという。STVVではGKシュミット・ダニエルおよびFW鈴木優磨とチームメートとしてプレーすることになる。
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