レアル・マドリーの久保建英【写真:Getty Images】
レアル・マドリーは、日本代表MF久保建英が今季どこでプレーするのかについての最終決定を、久保本人の決断に委ねるようだ。スペイン紙『マルカ』が22日に伝えた。
当初はマドリーのBチームにあたるカスティージャでシーズンをスタートさせることが見込まれていた久保。だが他クラブへのレンタルの可能性も浮上し、バジャドリーへの移籍が取りざたされたのに続いて、21日にはマジョルカへのレンタルの話も新たに浮上してきた。現時点ではマジョルカが優位に立っていると伝えられている。
マドリーのクラブ内でも、久保の処遇については意見が分かれているようだ。フロレンティーノ・ペレス会長らは、より高いレベルでプレーさせるためリーガ1部のクラブへのレンタルを希望。一方ジネディーヌ・ジダン監督らは、セグンダB(3部)でプレーすることになるとしても、久保をトップチームの近くに置いて成長させることを望んでいるという。
最終的には、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーがオランダへのレンタルを選んだ時とも同様に、選手本人の決断に委ねるとの見通し。そして久保自身は、リーガ1部でのプレーを望んでいるとみられている。
今週末にはセグンダBも開幕を迎える。移籍市場は9月2日まで開いているが、久保は近日中に自身の去就についての決断を迫られることになりそうだ。
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