ポール・ポグバ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドに所属する26歳のフランス代表MFポール・ポグバに対し、ファンがツイッターを通じて人種差別的投稿を行なったことが問題になった。この事態を受け、イングランド女子代表を率いるフィル・ネビル監督が“ある提案”をしたと、20日に英紙『サン』が報じている。
事の発端は現地時間19日に行われたウォルバーハンプトン戦。1-1で迎えた68分、ポグバがペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。だが、ポグバのシュートはウォルバーハンプトンのGKルイ・パトリシオに止められてしまう。勝ち越しのチャンスを逃したポグバに対して、ファンがツイッターを通じて人種差別的な投稿をした。
ネビル監督は「6ヶ月、ソーシャルメディアから脱却しよう。ソーシャルメディアが与える影響がどんなものか、実際に見てみよう。選手たちは、人種差別主義者、性差別主義者、同性愛嫌悪者などから、常に攻撃にさらされている。今季はシーズンの早い段階で、それを経験することになった」とし、「これはサッカーだけの問題ではない。社会の問題でもあるが、サッカーは今では皆の心の最前線にいる。我々はそれについて何かをする力を持っている。サッカーとはそういうものだ。今では本当に強力なメッセージを発信する必要があると思っているし、我々はそれをやろうと考えている。私はそこにいる全てのサッカー選手、全てのクラブ、そしてプロフェッショナル・フットボーラーズ・アソシエーション(PFA)にこう言っている。全てのソーシャルメディアをボイコットし、それが十分に大きな影響を与えるかどうかを確認してみようとね」と語り、SNSボイコットを呼びかけた。
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