フローニンゲンの堂安律【写真:Getty Images】
オランダ1部のフローニンゲンからPSVへの移籍の可能性が取りざたされている日本代表MF堂安律だが、フローニンゲンの要求する多額の移籍金にPSVは難色を示し、他の選手にも目を向けつつあるという。オランダ紙『デ・テレグラーフ』が20日に伝えた。
PSVのメキシコ代表FWイルビング・ロサノはナポリへの移籍に迫っているとみられ、その代役の“トップターゲット”としてPSVは堂安に関心を示しているとここ数日盛んに報じられてきた。堂安が先週末のAZ戦を突然欠場したことも移籍への憶測に拍車をかけている。
しかし、高額の移籍金がPSV移籍へのネックとなるかもしれない。堂安の移籍金は800万ユーロ(約9億4000万円)や1000万ユーロ(約11億8000万円)前後が見込まれるとこれまで報じられてきた。だが『テレグラーフ』によればフローニンゲンは1350万ユーロ(約15億9000万円)の支払いに加えて、次に他クラブへ移籍する際の移籍金の一定割合を受け取るという条件を要求しており、PSVはこれに難色を示しているという。
フローニンゲン側に譲歩がなければ、PSVは堂安に代わる新たなターゲットに目を向ける可能性もありそうだ。ドイツ2部のシュトゥットガルトに所属する21歳のU-23アルゼンチン代表FWニコラス・ゴンサレスがその候補として名前を挙げられている。
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