三好康児【写真:田中伸弥】
J1の川崎フロンターレは20日、同クラブに所属する日本代表MF三好康児がベルギー1部のロイヤル・アントワープ(RAFC)へ期限付き移籍することが決定したとして発表を行った。期限付き移籍期間は来年6月30日までとなる。
川崎Fから今季横浜F・マリノスへ期限付き移籍していた三好は、欧州クラブへの移籍に向けた交渉のため期限付き移籍を解除して渡欧することが今月15日に発表された。交渉相手は明らかにされていなかったが、ベルギーメディアではアントワープ入りが濃厚と報じられていた。
「欧州移籍に挑戦させてもらうにあたり、支えてもらったクラブには本当に感謝しています。ありがとうございました。これからは、RAFCの一員として活躍する事でお世話になったクラブ、皆様へ恩返しができるように頑張りたいと思います」と三好は川崎F公式サイトを通してコメントを述べている。
現在22歳の三好は川崎Fの下部組織で育ち、2015年にトップチームに昇格。同クラブで3年間プレーしたあと、2018年は北海道コンサドーレ札幌、2019年は横浜FMにそれぞれ期限付き移籍の形で在籍していた。今夏にはコパ・アメリカ2019(南米選手権)で日本代表デビューも飾り、ウルグアイ戦で2ゴールを挙げる活躍などを見せた。
ロイヤル・アントワープは過去にベルギーリーグで4度の優勝歴もある古豪。近年は2部リーグでの戦いが長かったが、2017年から1部に復帰し、昨季はプレーオフ終了時で4位の好成績を収めた。今季はヨーロッパリーグ予選の出場権を獲得しており、本戦出場を懸けたプレーオフではDF菅原由勢の所属するオランダのAZと対戦する。
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