ザンクト・パウリの宮市亮【写真:Getty Images】
ドイツ2部のザンクト・パウリに所属する宮市亮は、先週末の試合で初のポジションとなる右サイドバックに起用された。ヨス・ルフカイ監督も新ポジションでのプレーに満足しているようだ。
これまでのキャリアを攻撃的なポジションで戦ってきた宮市だが、現地時間17日に行われたブンデスリーガ2部第3節のシュトゥットガルト戦には4バックの右で先発フル出場。結果は1-2の敗戦に終わったが奮闘を見せた。
クラブ公式サイトが試合後に伝えた宮市のコメントによれば、過去にやったことのないポジションではあるが、先週の練習中に監督から突然サイドバックに起用されたとのこと。それでも「今日はかなりうまくやれたと思います」と手応えを感じている様子だ。
独紙『ビルト』は19日付で、ルフカイ監督の宮市についてのコメントを伝えた。「リョウはフレキシブルだ。彼のスピードを活かして試合の中で前線に出ていける場面がある」と、後方から長い距離を駆け上がっての攻撃参加で持ち味を発揮できることを期待している様子だ。
度重なる負傷に苦しむキャリアを過ごしてきた宮市だが、今季はキャリア初となるリーグ戦開幕スタメンからの3試合連続フル出場に加え、DFBポカール(ドイツ杯)1回戦でも延長まで120分間フル出場。チームは1分け2敗と結果が出ていないとはいえ、これから充実したシーズンを過ごしていくことを期待したいところだ。
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