ネイマール【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマンのトーマス・トゥヘル監督は、FWネイマールに対するファンの怒りに理解を示した。その一方で、同指揮官は今でも残留に期待している様子だ。『カナル+』のインタビューを複数メディアが取り上げた。
ブラジル代表のネイマールは、今夏の移籍を希望している。そういった態度がファンの怒りを買っており、11日に行われたリーグアン開幕戦では同選手に対する不満のチャントなどが聞こえた。
ファンの反応について問われたトゥヘル監督は、「なんと言うべきか分からない。試合中は聞こえなかった。だからスタッフのスマホで(ファンの反応を)見たんだ」とコメント。「理解できるかって? なんとも言えない。いずれにしても、彼は私の選手であり、私は自分の選手を常に守ってきた。彼がここにいる限り、私は彼を守る」と、自身の立ち位置をはっきりさせている。
その一方で「彼が言ったことややったことが万人を喜ばせるものじゃないことは理解できる」とし、ネイマールのこれまでの行いがファンの怒りを買っていることは十分に理解している様子だ。
ネイマールの移籍について「新しいニュースはない」とトゥヘル監督は語り、「残るかもしないし、彼を失う可能性があることも考慮しなければいけない。ネイマールは我々にとって決定的な選手だ。もし彼を失ったら、私は寝られないだろうね。ただ、まだそのニュースが届いていないというのは良いニュースと言えるかもしれない」とコメント。ネイマールの能力を高く評価している。
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