香川真司【写真:Getty Images】
スペイン2部のレアル・サラゴサに加入することが決定したMF香川真司は、かつてボルシア・ドルトムントからサラゴサにやって来たFWエヴェルトンに匹敵するような活躍をサポーターから期待されることになるかもしれない。スペイン紙『マルカ』が11日付で伝えた。
ドルトムントで戦力外となっていた香川は、2年契約の完全移籍でサラゴサに加入することが9日に発表された。13日にホームスタジアムでの入団会見およびファンへのお披露目が予定されている。
スペイン紙によれば、香川以前にはドルトムントからサラゴサへ直接移籍した選手は元ブラジル代表FWのエヴェルトンが唯一の例だった。だがそのエヴェルトンは、今でもサラゴササポーターの記憶に残る強烈な印象を残したと振り返っている。
エヴェルトンは2005年にドルトムントから当時リーガ1部だったサラゴサに加入。2005/06シーズンのコパ・デル・レイ(国王杯)ではディエゴ・ミリートとともにゴールを量産し、得点王に輝く活躍でサラゴサの準優勝に大きく貢献した。
エヴェルトンがレンタルでチームを離れたあとサラゴサは2部に降格。2008/09シーズンに復帰したエヴェルトンはリーガ2部で得点ランク2位となる28ゴールを挙げ、1部復帰の立役者となった。
2013年に再び降格したサラゴサは、それから7シーズンにわたって1部から遠ざかっている。「香川はエヴェルトンの成功を再現し、サラゴサをトップリーグに復帰させることを目指す」と『マルカ』は見通しを示している。
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