シント=トロイデンの遠藤航【写真:Getty Images】
ベルギー1部リーグ第3節のシント=トロイデン(STVV)対スタンダール・リエージュ戦が現地時間11日に行われ、STVVが2-1で勝利を収めた。GKシュミット・ダニエルとDF遠藤航がともに好守で勝利に貢献している。
シュミットはデビュー戦となった前節クラブ・ブルージュ戦で6失点を喫したが引き続き先発出場。遠藤は前節に続いての交代出場となった。FW鈴木優磨は一旦先発出場が発表されたが、キックオフ直前の変更で欠場となった。
試合は前半にSTVVが2点を先行。58分にはハンドによるPKからスタンダールが1点を返したがSTVVが2-1で逃げ切った。開幕2連敗を喫していたSTVVだが、今季初勝利となる。
シュミットは失点の前後に至近距離から打たれた2本の決定的なシュートをストップ。68分にもスタンダールのシュートがクロスバーを叩いたあと、味方選手のクリアがあわやオウンゴールとなりかけたボールを弾き出すなど好守を披露した。
遠藤も85分に絶体絶命のピンチからチームを救った。相手FWのシュートがシュミットの横を抜け無人のゴールに向かったが、ゴールライン手前に滑り込んだ遠藤が寸前でクリアして同点ゴールを阻んだ。
ベルギー『voetbalbelgie』は、後半にスタンダールが攻撃の手を強めながらも「シュミットが非常に力強いパフォーマンスを見せ、2-2のピンチを何度も防いだ」と記述。遠藤のクリアにも言及し、STVV守備陣の奮闘を称賛している。
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