サガン鳥栖【写真:Getty Images】
【セレッソ大阪 1-2 サガン鳥栖 J1第22節】
明治安田生命J1リーグ第22節のセレッソ大阪対サガン鳥栖戦が11日に行われ、アウェイの鳥栖が2-1で勝利を収めた。
前半19分、先手を取ったのはホームのC大阪。右CKからのクロスに対し、ゴール前の守備に入っていたフェルナンド・トーレスが頭でクリアしたが、エリア手前でそのボールに合わせた奥埜博亮が鮮やかな弾道の右足ボレーを直接叩き込んだ。
鳥栖も枠を捉えた安庸佑のシュートや、遠距離からループで狙ったイサック・クエンカのシュートなどで同点ゴールを狙うも決まらず。前半はC大阪が1点リードで折り返す。
1-0のまま時間は経過し、鳥栖は60分にチアゴ・アウベスを投入。74分にはF・トーレスを下げ、強化指定選手で初出場となる林大地が交代出場。さらに82分に豊田陽平も送り出すと、この3人が大きな仕事をやってのける結果となった。
まずは88分、チアゴ・アウベスの強烈なミドルで右CKを獲得。そのチアゴ・アウベスがCKから上げたクロスに林がエリア内で合わせ、ドンピシャのヘディングを叩き込んだ。
さらにアディショナルタイムも終了間際となった95分、GKからのロングボールを前線で収めたチアゴ・アウベスがスルーパスを通し、抜け出したのは豊田。大きなプレッシャーのかかる場面で冷静に左足シュートを流し込み、劇的勝利を実現させた。5試合ぶりの白星を挙げた鳥栖は自動降格圏を脱することにも成功している。
【得点者】
19分 1-0 奥埜博亮(C大阪)
88分 1-1 林大地(鳥栖)
95分 2-1 豊田陽平(鳥栖)
【了】