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初出場でゴールの浅野拓磨を現地メディア特集。「パルチザンファンが熱狂」

text by 編集部 photo by Getty Images

浅野拓磨
パルチザンの浅野拓磨【写真:Getty Images】

 セルビアのパルチザン・ベオグラードに加入したFW浅野拓磨は、デビュー戦でいきなりの初ゴールを記録した。『BBC』セルビア版では9日付で浅野についての特集記事を組み、現地ファンの反応などを伝えている。

 浅野はアーセナルからの完全移籍でセルビアの名門クラブであるパルチザンに加入。現地時間8日に行われたヨーロッパリーグ予選3回戦1stレグのマラティアスポル戦に後半開始から交代出場してデビューを飾ると、67分にはチームの2点目となるゴールを挙げた。3点目となるPKの獲得にも絡み、3-1の勝利に貢献している。

「日本の浅野拓磨がパルチザンファンを熱狂させる」「最初の45分間でチームにとって大きな戦力アップとなることを示した」と『BBC』は浅野のパフォーマンスを称賛。攻撃陣の他の新加入選手たちとともに、チームの攻撃面の問題を解決する存在になると述べている。

 SNS上でもファンが浅野のデビュー戦での活躍を喜んでいるとして、いくつかのコメントが紹介されている。「他の選手たちよりレベルが上に見える」「(ゾラン・)トシッチと浅野は状態がよければそれぞれ20ゴール決められる」などパルチザンファンが浅野を評価している。

 一方で、落胆するアーセナルファンもいる様子が伝えられている。アーセナルがサンフレッチェ広島から浅野を獲得した際には400万ユーロ(約4億7800万円)を支払ったとされているが、それから3年間のレンタルを経て、アーセナルでは一度もプレーすることなく100万ユーロ(約1億1900万円)で売却。アーセナルとしては単純に損失を出しただけの形となった。

 また『BBC』は、セルビアでプレーした他の日本人選手にも言及。元青森山田高校・明治大学の野間涼太が現在ラドニチュキ・ニシュでキャプテンの一人を務めていることや、かつてレッドスターに在籍した鈴木隆行氏が大型補強として期待されながらもさほど結果を残せなかったことなどを伝えている。

【了】

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