北川航也【写真:Getty Images】
オーストリア1部のラピド・ウィーンに加入した日本代表FW北川航也だが、欧州デビューは来週末以降へお預けとなった。オーストリア『Spox』などが伝えている。
北川は先月31日に清水エスパルスからオーストリアの名門ラピドへの完全移籍が発表された。公式戦出場のために必要な労働許可の取得も9日までに完了し、10日に行われるオーストリアリーグ第3節のラインドルフ・アルタッハ戦に出場することも可能な状況となった。
だがディートマー・キューバウアー監督とクラブは、チームに合流して日の浅い北川のデビューを遅らせる決断を下した。新天地に適応するためにもう少し時間が必要だと考えたようだ。
「幸い彼はすでに出場可能となったが、馴染むためにはまだ時間が必要であることを強調したい」とゾラン・バリシッチSD(スポーツディレクター)は北川についてコメント。キューバウアー監督も「彼にとっては新しいことばかりだ。100%の彼自身になれるように時間を与えたい」と話している。
ラピドはリーグ開幕からここまで1分け1敗と苦戦しており、今節こそは初勝利を挙げたいところ。北川のデビューは18日に行われる次節のシュトゥルム・グラーツ戦以降ということになる。
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