ポルトの中島翔哉【写真:Getty Images】
ポルトガル1部のポルトに加入した日本代表FW中島翔哉の移籍金は、今夏のここまでの新加入選手ではクラブ1位、リーグ全体でも“実質1位”となっている。
2019/20シーズンのポルトガルリーグはこの週末に開幕。移籍市場はまだ開いており、各クラブとも今後さらなる補強を行う可能性はあるものの、ひとまず新シーズンに向けた戦力は出揃った形となる。
データサイト『transfermarkt』などによれば、今夏にポルトガルのクラブが支払った移籍金の最高額は、レアル・マドリーからベンフィカへ移籍したFWラウール・デ・トマスの2000万ユーロ(約23億9000万円)。同じくベンフィカがナポリから獲得したFWカルロス・ヴィニシウスが1700万ユーロ(約20億3000万円)で続いている。
ポルトがカタールのアル・ドゥハイルから中島を獲得するために支払った移籍金は1200万ユーロ(約14億3000万円)とされており、金額的にはリーグ3位。だがポルトが買い取ったのは中島の保有権の50%のみであり、評価額はその2倍ということになる。
4位には900万ユーロ(約10億8000万円)のMFマテウス・ウリベ、5位には850万ユーロ(約10億2000万円)のFWゼ・ルイスと、いずれもポルトの新加入選手が続く。GKアグスティン・マルチェシン、MFママドゥ・ルム、MFルイス・ディアスも含め、ポルトは今季の移籍金リーグトップ10のうち6人を占めている。
ポルトにとってもリーグ全体にとっても今季の注目補強の一人となる中島。チャンピオンズリーグ予選での公式戦デビューはお預けとなったが、現地時間10日に行われるリーグ開幕戦のジル・ビセンテ戦でデビューを飾ることができるだろうか。
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