レアル・マドリーの久保建英【写真:Getty Images】
レアル・マドリーからバジャドリーへのレンタルの可能性が噂されている日本代表MF久保建英。スペイン『ゴル・ディヒタル』が9日付で伝えたところによれば、マドリーは久保をレンタルさせる条件として合計1000分間以上のプレー時間を与えることをバジャドリーに要請しているという。
プレシーズン中にはトップチームに帯同して好プレーを見せ、ファンやメディアから即時昇格への期待も強かった久保だが、外国人枠の問題もあり実現はせず。9日にマドリーが発表したトップチームの背番号リストにも含まれなかった。
当面はBチームにあたるカスティージャでプレーを開始することが見込まれていたが、バジャドリーへのレンタルの可能性も浮上。マドリーOBでもあるバジャドリーのロナウド会長が獲得を強く希望しているようだ。
バジャドリーにレンタルされるとすれば、リーガ1部でプレー経験を積むことができるのがマドリーにとっても久保本人にとっても最大のメリットとなる。そのためマドリーは、バジャドリーに対してプレー時間の保証を要請しているとみられる。
しかし、バジャドリーのセルヒオ・ゴンサレス監督はこの条件に難色を示しているようだ。同監督は久保加入の噂について「私は何も知らない」ともコメントしており、獲得の動きはロナウド会長の主導によるものであることもうかがわせている。
セルヒオ監督も久保の力については高く評価し、おそらくは多くの試合で先発することが見込まれるとしても、クラブから起用を義務付けられることには反対しているとみられている。移籍の実現にはこの条件についての合意が必要となるかもしれない。
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