アーセナルの不安材料はセンターバック
ボルドーへ移籍したローラン・コシェルニー。アーセナルは最終ラインに不安を残す【写真:Getty Images】
ウナイ・エメリ監督1年目のシーズンとなった昨季は5位。アーセン・ヴェンゲル氏の長期政権を終え、新たなサイクルへ入ったアーセナルにとって試行錯誤を繰り返すシーズンとなった。
資金力不足が明るみに出たオフの移籍市場だが、ニコラ・ペペを獲得し、ダニ・セバジョスをレンタルで確保するなど上手い立ち回りを見せ、攻撃陣はリーグ屈指の面々に。不安材料はローラン・コシェルニーが退団し、不安定なシュコドラン・ムスタフィやホールディング癖のあるソクラティス・パパスタスプーロスらがいる最終ラインか。
ユナイテッドは若く・ハングリーさを追求
DF史上最高額でマンUへ移籍したハリー・マグワイア【写真:Getty Images】
昨季は開幕から低調で、シーズン途中にジョゼ・モウリーニョ氏を解任したユナイテッド。スールシャール監督の就任以降、一時は巻き返しに成功したが結局6位に終わる失望のシーズンとなった。
今オフは同監督が求める若くハングリーな選手を中心に補強し、アーロン・ワン・ビサカやダニエル・ジェームズが加わった。さらにハリー・マグワイアという待望のワールドクラスのセンターバックを手に入れ、課題だった守備陣の整備に成功した。あとはポール・ポグバに攻撃面で依存する点をどう解消するか。
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