補強禁止のチェルシー
チェルシーの新指揮官に就任したフランク・ランパード【写真:Getty Images】
マウリツィオ・サッリ監督の下、3位に滑り込んだ形となった昨季のチェルシー。同監督がユベントスへ去り、OBのフランク・ランパード氏を新監督に据えて新シーズンに挑む。
7月以降の補強が禁止されたため、純粋な新戦力はクリスティアン・プリシッチのみ。それでもランパード監督とともにダービーで研鑽を積んだメイソン・マウントや、大型FWタミー・アブラハムらの若手がポジティブな空気をもたらしている。彼らの働き次第ではサプライズを起こす可能性は十二分にあるだろう。
トッテナムは最終日の補強次第
クラブ史上最高額の移籍金を投じて獲得したタンギ・エンドンベレ【写真:Getty Images】
トッテナムは昨季、夏・冬ともに新戦力の補強を行わなかったものの、ルーカス・モウラやソン・フンミンら既存戦力のレベルアップでCL決勝まで勝ち進んだ。
今夏にはクラブ史上最高の6500万ポンド(約88億円)を投じてタンギ・エンドンベレを獲得するなど、精力的に補強を敢行。ただキーラン・トリッピアーがアトレティコ・マドリーに移籍した穴を埋めることはなかった。フアン・フォイス、セルジュ・オーリエ、カイル・ウォーカー=ピータースらで埋められるという監督の算段なのだろうが、どうなるか。
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