トッテナムのクリスティアン・エリクセン【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドは、残り2日となったイングランドの移籍市場でトッテナムのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンを獲得することを試みているという。英紙『デイリー・メール』が6日付で伝えた。
エリクセンに対しては、今夏の移籍市場でレアル・マドリーが獲得への関心を示していることが盛んに噂されていた。だがマドリーは中盤の補強としてユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバや、アヤックスのオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークにターゲットを絞ったとみられている。
そのポグバの放出に備えるためにも、ユナイテッドはエリクセンの獲得に向けて動いていると英紙は伝えている。イングランドの移籍市場は8日で終了するが、他国の移籍市場はまだ空いているため、マドリーなどへのポグバの売却を決めることはそれ以降でも可能となる。
トッテナムとしても、残り2日でスポルティングCPのポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスの獲得を決定したいと考えている模様。またベティスのアルゼンチン代表MFジオバニ・ロ・チェルソの獲得も噂されている。
トッテナムとの契約が来年6月で満了するエリクセンが契約を延長せず残留したとすれば、クラブは同選手をフリーで手放すことになるリスクが高まってくる。8日までにユナイテッド移籍がまとまらなかった場合、その事情を利用する形で、ユベントスやアトレティコ・マドリーが“格安”オファーでの引き抜きを試みることも予想されている。
エリクセンの移籍金として、トッテナムは以前には1億3000万ポンド(約168億円)を要求していたという。だがユナイテッドが提示するオファーはその半分程度、ユーベやアトレティコのオファーは5000万ポンド(約64億7000万円)ほどとなることが見込まれている。
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