レアル・マドリーの久保建英【写真:Getty Images】
スペイン紙『アス』英語版は4日付で、レアル・マドリーの今夏の新戦力を査定する記事を掲載した。MF久保建英は高いポテンシャルを見せていると評されている。
夏の移籍市場で積極的な補強を進めてきたマドリーだが、プレシーズンではここまで十分な結果を出せていない。補強の目玉であったMFエデン・アザールも、「明らかにコンディションが不十分」「0得点0アシスト、特筆すべきプレーもなし」と厳しい評価を下されている。一方でFWルカ・ヨビッチとDFフェルラン・メンディはプレシーズン中に負傷する不運に見舞われた。
だがその中でも、久保とFWロドリゴ・ゴエスの2人が見せるパフォーマンスは好材料として高く評価されている。「本物の有望株であることを垣間見せてきた」「18歳ながらも臆する様子はない」とスペイン紙は2人について記している。
しかし、ロドリゴがこれまで先発1回を含めて合計183分間プレーしているのに対し、久保は4回の交代出場で103分間のプレー。「いくつかのクオリティーの高い場面で才能を示している」が、「プレー時間という形で報われてはいない」と、十分な出場機会を与えられていないことを指摘している。
ロドリゴについては「(ジネディーヌ・)ジダンが信頼する選手のようだ」とトップチームでの起用を予想。だが久保については「ジダンも会見で明言したようにカスティージャのメンバーに入ることになる」とBチームからのスタートが見込まれている。
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