選手を“生かす”ボローニャで、世界に名を轟かせて欲しい
オステリア・デル・ポデスタのオーナー、ファウストさん【写真:編集部】
僕はボローニャの全てを愛している! スーパーサポーターだよ(笑)。イタリアではまだ冨安のことは知られていない。だけど、ボローニャファンである以上、一つ移籍関連のニュースが届けば、どんな選手なのかチェックしに行くもの。
僕たちはもうすでにヒデトシ・ナカタを見ていて、すごく良い思い出になった。もちろん彼と同等の活躍は求めない。なぜならポジションが違うからね。君たち日本人は、スポーツにおいて強いメンタリティと熱意を持っている。冨安はサッカー選手としてみっともない姿を見せないように、そして何より世界に彼のプレーを知らしめるためにイタリアに来たんじゃないかな? 僕たちはそれを彼に期待しているんだ。
ボローニャという街は最高の環境だと思う。ボローニャはスポーツを愛していて、バスケットボールチームもある(ヴィルトゥス・ボローニャ、セリエAに所属)。だけど、選手を“生かす”んだ。きっとローマやナポリでは、悪い結果を残したら最後、街を出歩くことも困難だろう。でも、ボローニャのサポーターは他のチームに比べて落ち着いているんだよ。
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