マンチェスター・ユナイテッドのロメル・ルカク【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのベルギー代表FWロメル・ルカクは、ユナイテッドの練習で計測されたスプリント速度のデータを公開し、スピードに欠けるという批判が不当であることを証明しようと試みた。英紙『ミラー』などが伝えている。
ルカクは2日に自身の公式ツイッターアカウントで、7月10日の練習で計測されたとみられる「最高速度」のデータが図示されたグラフを動画の形で投稿。ルカクの速度はユナイテッドのチーム内で2位となっている。
チーム内最高速は時速36.43kmと計測されたポルトガル人DFディオゴ・ダロト。ルカクは時速36.25kmで2位だった。3位には19歳の若手MFタヒス・チョンが続いている。
グラフは全選手の順位が公開されており、下位の選手としては“とばっちり”を食った形だ。最高速が最も遅かったのは時速31.03kmのDFルーク・ショー。MFネマニャ・マティッチやMFフアン・マタはわずかにショーを上回っていた。
マタは自身のアカウントでこれに反応し、「ルーク・ショーより速いことを世界に示してくれてありがとう」とコメント。ショーは反論として「70%の力で走るように言われた」と主張している。選手たちはバカンスを終えてトレーニングを再開したばかりの時期であり、コンディションにもばらつきがあったと思われる。
いずれにしても、クラブにとっては公開されるべきではないデータだったようだ。ルカクの投稿した動画はその後削除されている。
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