ベガルタ仙台対ジュビロ磐田
ベガルタ仙台のGKヤクブ・スウォビィク(左)とジュビロ磐田のGKカミンスキー(右)【写真:Getty Images】
注目カード(明治安田生命J1リーグ)
ベガルタ仙台対ジュビロ磐田 8月3日 19:00
注目選手
GK:ヤクブ・スウォビィク(仙台)
GK:カミンスキー(磐田)
どちらも残留を果たす上で重要な試合となることだろう。明治安田生命J1リーグ第20節を終えた時点で13位につけるベガルタ仙台がホームに同17位のジュビロ磐田を迎えるこの一戦。前者は3試合ぶりの、後者は2試合ぶりの勝利を目指す。
ホームの仙台は前節、アウェイでセレッソ大阪と対戦。立ち上がりからボールをキープされ何度かチャンスを作られたが、GKヤクブ・スウォビィクの好セーブなどもあり0-0で試合を終えている。敵地での勝ち点1獲得は貴重だが、この結果を受け同クラブはリーグ戦で3試合未勝利という形になっており、同3試合で得点を挙げることができていないなどここ最近は課題が浮き彫りとなっているのも事実。自動降格圏となる17位の磐田との勝ち点差は現時点で「6」となっているが、この差を縮められないためにも今節の勝利は必須だ。まずは4試合ぶりとなる得点を挙げたいところである。
対する磐田もここ最近は苦戦が続いている。リーグ戦直近5試合で勝利を挙げたのはわずか1回であり、なかなか降格圏を抜け出せない。川崎フロンターレ、鹿島アントラーズ、浦和レッズとここ最近の対戦相手が手強かったとはいえ、この結果はかなり厳しい。残留圏の15位・ヴィッセル神戸との勝ち点差は「4」となっているが、これ以上この差を広げられるといよいよ「降格」が現実的なものになってくるだろう。いつ最下位に転落してもおかしくはない状況だが、今節の仙台戦で勝利し、下位脱出のキッカケを作りたい。
この試合ではポーランド人GK同士の対決に注目したい。シント=トロイデンへ移籍したシュミット・ダニエルの後釜として迎え入れられた仙台の新GKヤクブ・スウォビィクは、デビュー戦となった前節のC大阪戦でいきなり好セーブを連発し、見事チームの無失点に貢献するなど申し分ない活躍を見せた。今節も出場することが濃厚で、その長い手足を生かしたダイナミックなセービングを披露したいところ。2試合連続のクリーンシートを果たせるか。
対する磐田のGKカミンスキーはここ最近複数失点を喫することも多いが、2017シーズンにJ1リーグ最少失点に貢献したその実力に疑いの余地はない。誰もが驚くようなビッグセーブで幾度となくチームを救ってきたポーランド人守護神は仙台にとって厄介な存在となること間違いなし。下位に沈むチームに希望の光をもたらしたいところだ。
注目のポーランド人GK対決。試合後に笑うのはどちらの守護神になるだろうか。