2位:フランス代表レフティー
アトレティコ・マドリーからバルセロナへ移籍したアントワーヌ・グリーズマン【写真:Getty Images】
2位:アントワーヌ・グリーズマン(フランス代表/FW)
生年月日:1991年3月21日(28歳)
アトレティコ・マドリー→バルセロナ(移籍金:約146億円)
昨季リーグ戦成績:37試合出場/15得点8アシスト
世界屈指のアタッカーとしてアトレティコ・マドリーやフランス代表で強烈なインパクトを残したレフティー。巧みなテクニックと正確なタッチ、抜群のシュートセンスを生かして前線で決定的な仕事をやってのけるレベルの高い選手であり、自らゴールを奪う能力以外にも味方を使う上手さにも定評がある。アトレティコではリーガ・エスパニョーラ制覇やヨーロッパリーグ制覇、フランス代表としては昨年のロシアワールドカップ制覇にエースとして貢献してきた。
アトレティコでは公式戦通算257試合で133得点50アシストの成績を残したアントワーヌ・グリーズマン。そんな生粋のエースストライカーは2018/19シーズン終了後に同クラブを退団することを決断していた。そこで獲得に名乗り出たのはバルセロナ。当初は金銭面の問題等で交渉がうまくまとまらなかったようだが、先月12日、バルセロナはグリーズマンに設定されていた契約解除金1億2000万ユーロ(約146億円)を支払って同選手をチームに加えることに成功したと発表している。バルセロナにとっては大きな補強となったのは間違いなく、ルイス・スアレス、リオネル・メッシの「MSG」トリオがどのような破壊力を発揮するかは大きな注目だ。
しかし、このグリーズマン獲得を発表したバルセロナに対し怒りを露わにしたのがアトレティコだ。同クラブはバルセロナとグリーズマンが合意に至ったのが同選手の契約解除金が1億2000万ユーロ(約146億円)に下がる前だったとし、バルセロナに元々の契約解除金であった2億ユーロ(約245億円)の支払いを要求したのである。未だこの問題は解決していないが、果たして今後どのような結末を迎えるだろうか。