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欧州各国リーグ、主要移籍まとめ(6)。新天地を求めた選手を随時紹介、今回はこの5人【編集部フォーカス】

2018/19シーズンの欧州各国リーグが幕を閉じ、現在はそれぞれのチームが来季に向け積極的に補強を行っている最中だ。すでに新天地に活躍の場を求めた選手も何名かおり、世界中を賑わせている。フットボールチャンネルでは、移籍を決意した選手たちをピックアップした。今回はこの5人(移籍金は『transfermarkt』を参照)。

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

久保建英

久保建英
FC東京からレアル・マドリー・カスティージャへ移籍した久保建英【写真:Getty Images】

MF:久保建英(日本代表)
生年月日:2001年6月4日(18歳)
FC東京→レアル・マドリー(移籍金:フリー)
今季リーグ戦成績:13試合出場/4得点4アシスト(FC東京)

 日本中を驚かせたのは、6月14日のことだった。18歳ながら明治安田生命J1リーグで首位を走るFC東京を主力として牽引していたMF久保建英が、レアル・マドリー・カスティージャに移籍することが発表されたのである。FC東京との契約が久保の18歳の誕生日(6月4日)までということで、移籍金は発生していない。いわゆる、フリーでのマドリー加入となった。

 バルセロナの下部組織で長らくプレーし、幼い頃からその注目を集めていた久保。同クラブが18歳未満の外国人選手獲得に関する規定に違反し、公式戦の出場が禁止された影響で2015年にはFC東京U-15むさしに加入しているが、日本でもその卓越した技術を発揮し、2016年にはFC東京U-18へ昇格。その翌年には16歳でプロ契約を勝ち取っている。2018シーズンは前半戦をFC東京、後半戦を横浜F・マリノスで過ごし、リーグ戦では1得点を記録している。

 今季はFC東京で主力としてプレーし、リーグ戦では13試合に出場。4得点4アシストの活躍を見せている。そのパフォーマンスが評価され、6月には日本代表デビューも果たし、コパ・アメリカ2019(南米選手権)にも出場していた。

 そんな久保は現地時間20日に行われたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)のバイエルン・ミュンヘン戦でマドリーデビューを果たしている。立ち上がりから相手DF2人を置き去りにしてクロスを上げるなどさっそく持ち味を発揮。スペイン紙からも絶賛されていた。現地時間26日に行われたICCの第3戦、アトレティコ・マドリー戦はボランチでの出場でやや苦しんだが、終盤に際どいシュートを放つなど短い出場時間でもその存在をアピールした。

 ルカ・ヨビッチやマルコ・アセンシオら主力にけが人が相次いでいるマドリー。久保やロドリゴといった若手選手がそのままトップチームでプレーするのではないかという声も出ているが、果たしてどうなるか。18歳の若武者から目が離せない。

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