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川崎F、終盤の猛反撃及ばず広島に敗戦。16試合ぶり黒星で2位浮上逃す

text by 編集部 photo by Getty Images

サンフレッチェ広島
サンフレッチェ広島【写真:Getty Images】

【サンフレッチェ広島 3-2 川崎フロンターレ J1第16節】

 明治安田生命J1リーグ第16節のサンフレッチェ広島対川崎フロンターレ戦が31日に行われ、ホームの広島が3-2で勝利を収めた。

 両チームのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場の影響で日程が変更されていた一戦。ここまで15試合連続無敗で勝ち点を積み重ねてきた川崎Fは、この試合に勝てば首位のFC東京と試合数で並びつつ勝ち点わずか1ポイント差に詰め寄ることができる。

 だがその目論見は序盤から崩されてしまう。開始わずか4分、森島司のCKからのボールをゴール正面の佐々木翔が右足で押し込み、ホームの広島が先制点を奪った。

 さらに23分には再び森島の左サイドからのクロスに、ファーポストのドウグラス・ヴィエイラがヘディングで合わせる。ゴール左隅に空いたコースへボールを送り込んで2-0とした。

 2点リードで前半を折り返した広島は後半の早い時間にさらに突き放す。森島のFKからクリアされたボールを柴崎晃誠が頭で折り返し、最後はGKの目の前に入った荒木隼人が触って3点目のゴール。

 今季初の3失点を喫し、良いところなく完敗を喫するかにみえた川崎F。だが後半半ばを過ぎたところから突然息を吹き返す。75分には小林悠がレアンドロ・ダミアンとのワンツーからダイレクトでのシュートを突き刺し、3試合連続ゴールを決めて1点を返した。

 その3分後にも長谷川竜也からのクロスに合わせたL・ダミアンが肩で押し込み、あっという間に1点差。どちらに転んでもおかしくない展開となり、川崎Fはさらに同点ゴールを狙って猛攻を繰り出していく。

 だが広島はそれ以上の反撃は許さず、1点差で耐え抜いて白星。川崎Fは16試合ぶりの今季2敗目を喫した。広島は6試合負けなしで5位となっている。

【得点者】
4分 1-0 佐々木翔(広島)
23分 2-0 ドウグラス・ヴィエイラ(広島)
52分 3-0 荒木隼人(広島)
75分 3-1 小林悠(川崎F)
78分 3-2 レアンドロ・ダミアン(川崎F)

【了】

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