ユベントスのクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
韓国で行われた親善試合を欠場したユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウドに対し、同国内で嫌悪感情が高まっているようだ。韓国『聯合ニュース』などが伝えている。
ユーベは26日にソウルで行われた試合でKリーグ選抜チームと対戦したが、C・ロナウドはベンチ入りしながらも出場せず。Kリーグとユーベ、代理店の間で交わされていた契約には45分間以上の出場が明文化されていたとして、“契約違反”に韓国側が強く抗議している。
C・ロナウドのプレーを楽しみにしていた韓国のファンも強い失望を味わったようだ。チケット代金の返金や賠償金の支払いを求める集団訴訟も起きていることが報じられている。
「リアルメーター」社が韓国の19歳以上の男女501人を対象に行ったアンケートによれば、その79.4%が今後「ロナウドを応援しない」と回答したという。「今後も応援する」という回答は9.3%にとどまった。
回答者のうち45.9%がロナウドの「ファンだった」が、そのうち85.6%がファンをやめると回答したとのこと。一方、今回の欠場問題の最大の責任者は「Kリーグ」だという考えが25.3%で最多となり、ロナウド本人だとする回答は22.7%、ユベントスが18.3%、代理店が17.3%だった。
一方『韓国経済新聞』は、今回の一件で「不買運動」の動きが広がっているとも伝えている。C・ロナウドモデルのシューズや下着、香水など各種商品に対する不買の動きが、サッカーファンだけでなく一般消費者にまでみられるという。「フォローがなければ韓国での広告活動は難しいだろう」と今後の見通しが伝えられている。
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