フランクフルトの鎌田大地【写真:Getty Images】
ドイツ1部のフランクフルトに所属する日本代表FW鎌田大地は、イタリアのジェノアへの移籍がほぼ確実になったとみられていたが、その後状況が変化したようだ。イタリア『ジャンルカディマルツィオ.com』が30日付で伝えた。
鎌田はジェノアへの移籍が合意に達したとみられ、イタリアメディアでは28日か29日頃にはメディカルチェックのためイタリア入りする見通しだとも報じられていた。だが鎌田はフランクフルトでプレシーズントレーニングを続けており、28日に行われたテストマッチにも出場して2アシストを記録していた。
ジェノアへの移籍にブレーキがかかった理由は、他の選手の動向にあるようだ。フランクフルトはイタリアのサッスオーロに所属するガーナ代表MFケビン=プリンス・ボアテングを獲得できることを確信し、そのため鎌田の放出にゴーサインを出していたという。
だがボアテングは、同じく関心を示していたフィオレンティーナへの移籍を選んだとみられる。これによりフランクフルトの置かれた状況は変化し、別の新戦力を確保するまで鎌田の放出を待つ考えだとみられている。
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