チェルシーとマンチェスター・シティ【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのチェルシーは30日、昨年12月8日に行われたプレミアリーグ第16節のマンチェスター・シティ戦で人種差別行為を行なったサポーター6人のスタンフォード・ブリッジへの出入り禁止処分を下した。チェルシーのクラブ公式サイトで発表している。
シティ戦で6人のチェルシーサポーターはFWラヒーム・スターリングなどに対して人種差別的な発言や行動をした。当時は4人のサポーターが行なった人種差別行為を他のサポーターがビデオで捉え、問題となっていた。
チェルシーの発表によると、イングランドの検察局はこの問題に対して調査を行わず、チェルシー側に調査と処分を一任したという。これにより、クラブはビデオの再検証、目撃者への聞き取り調査、読唇術の専門家による調査で人種差別的な発言や行動が実際にあったと判断した。
これによりチェルシーは、人種差別行為を行なったサポーターの一人を永久的にスタジアム出入り禁止処分とした。他の5人に関しては1年~2年のスタジアム出入り禁止処分を下したという。
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