ラツィオのセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドは、ラツィオのセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチの獲得に向けて選手本人と合意に達したようだ。伊紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。
ミリンコビッチ=サビッチの代理人を務めるのは現役時代にチェルシーなどでプレーした元セルビア・モンテネグロ代表FWのマテヤ・ケジュマン氏。そのケジュマン氏は数日前にロンドンを訪れ、ユナイテッドとの交渉を行っていると報じられていた。
伊紙によれば、その交渉は合意に至ったとのこと。年俸600万ユーロ(約7億2500万円)+ボーナスの条件で、ユナイテッドとの5年契約を交わすことに合意したとされている。
一方、ラツィオとユナイテッドのクラブ間では移籍金などに関して合意していない模様。ユナイテッド側は移籍金7500万ユーロ(約91億円)+ボーナス1500万ユーロ(約18億円)を提示しているものの、ボーナスのうち1000万ユーロ(約12億円)には達成が容易ではない条件が設定されているという。これに対しラツィオ側は、より容易に総額9000万ユーロ(約109億円)に到達可能となる条件を要求しているとされている。
ユナイテッドがミリンコビッチ=サビッチを獲得できるかどうかは、MFポール・ポグバをレアル・マドリーに売却して移籍金を手に入れられるかどうか次第との見方も伝えられている。イングランドの移籍市場が閉じるまでの残り約10日間で動きはあるのだろうか。
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