ブレーメンの大迫勇也【写真:Getty Images】
ブレーメンに所属する日本代表FW大迫勇也は、昨季限りで退団した元ドイツ代表FWマックス・クルーゼの穴を埋めるパフォーマンスを見せ、監督からも高く評価されている。独紙『ビルト』などが伝えた。
ブレーメンは現地時間28日に行われた親善試合でエイバルと対戦。再加入が決定したばかりの乾貴士も先発出場したスペインのチームに対して4-0で快勝を収めた。大迫は60分に右からのCKにヘディングで合わせ、チームの2点目となるゴールを記録している。
ブレーメンは昨季まで背番号10を背負いキャプテンも務めていたクルーゼがトルコのフェネルバフチェへ移籍。昨季12得点14アシストの中心選手を失ったことは大きな戦力ダウンではあるが、その穴を埋める存在として大迫への期待が高まっている。
「日本人選手がクルーゼを忘れさせる」と『ビルト』はエイバル戦での大迫の活躍を強調。「力強いパフォーマンス」「優れたビジョンやフィニッシュの質はマックス・クルーゼを彷彿とさせる」と日本人FWを称賛している。
「マックスがいなくなったのはもちろん残念だが、多くの選手たちに新たな可能性が開ける。より多様な戦い方ができるようになる」とフロリアン・コーフェルト監督はエイバルとの試合後にコメント。「特に顕著なのはユウヤだ。今の彼はマックスのポジションでプレーしているが、彼にとって理想的なポジションだ」と大迫について語った。
昨夏のワールドカップ出場に続いて、ウインターブレーク中にはアジアカップに出場して負傷してしまった大迫だが、久々に十分な休養を取ってコンディションも良いようだ。「ユウヤは今夏ようやく休暇が取れた。今はフレッシュでフリーだ」と監督も喜んでいる。
【了】