岡崎慎司【写真:Getty Images】
スペイン2部のマラガに加入することが確実な状況となっていた日本代表FW岡崎慎司だが、いまだ正式決定に至っていない。地元メディアは、このままでは加入が消滅することにもなりかねないという懸念を示している。
レスター・シティを退団してフリーとなっていた岡崎は、現地時間24日にマラガに到着。すでにメディカルチェックも済ませたとみられており、26日に入団発表が行われるとの見通しも伝えられていたが、まだクラブから加入の発表は行われていない。
地元紙『オピニオン・デ・マラガ』が28日付で伝えたところによれば、岡崎はマラガの練習場でチームとは別メニューでの調整を行いつつ契約を待っている状況だという。だが、サインは行われないまま到着から4日目を迎えている。
正式契約が行われていない理由は「(クラブオーナーのアブドゥラー・)アル=タニのみが知っている」と地元紙は明確な理由が不明であることを伝えている。このまま決定しない状況が続けば、岡崎側がしびれを切らすことにもなりかねないと懸念されている。
岡崎自身はスペイン移籍を強く望んでいたこともあり、現時点ではマラガで契約を待つ考えだとみられる。だが「岡崎の我慢にも限界がある」「他にもオファーはある」「すぐにでも契約しなければ代理人が彼を別の場所へ連れて行くことを決めるかもしれない」と地元紙は述べている。
『オピニオン』紙は岡崎について、プレミアリーグ優勝経験もある「スペイン2部にとってはレベルが上の選手」であり、日本での人気の高さからメディアへのインパクトという点でも大きな期待が持てる選手だと歓迎している。このまま無事にマラガへの加入が決まるのだろうか。
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