J1の清水エスパルスは27日、同クラブに所属する日本代表FW北川航也が欧州クラブへの移籍を前提としたメディカルチェックのため渡欧すると発表した。

　クラブは28日に北川の激励会を開催し、北川はその後欧州へ出発。メディカルチェックなどを経て正式契約を交わす見通しとなる。清水は北川の移籍先となることが見込まれるクラブを伏せ、「現時点では移籍交渉先の意向により、クラブ名は控えさせていただきます」と述べている。

　オーストリアメディアでは先日、北川は同国1部リーグの古豪であるラピド・ウィーンへの移籍に近づいていると報じられていた。

「海外でプレーしたいという自分の夢が叶うチャンスをいただいたので、その夢を掴みにいきたいということで決断しました」と北川は清水公式サイトを通してコメント。「これまで過ごしてきた一日一日が自分にとって大きな思い出であり宝物です。チームを離れることになりますが、自分の可能性を信じて大きく成長し、また皆さんと会えたらと思います」とサポーターへの別れを述べた。

　現在23歳の北川は下部組織から清水に所属し、2015年にプロデビュー。昨季はJ1で13ゴールを挙げる活躍をみせ、日本代表にもデビューを飾った。今季はリーグ戦20試合に出場し6ゴールを挙げていた。

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