横浜F・マリノスと対戦する27日のEUROJAPAN CUP 2019に向けて来日中のマンチェスター・シティの選手たちが、銀座の街に現れた。

　26日の午前中に開催された「NISSAN×MANCHESTER CITY FC Coming to Japan」にはケビン・デ・ブライネ、ラヒーム・スターリング、ジョン・ストーンズの3選手が登壇し、NISSAN CROSSINGに集まった約100人のファンの前でトークショーを行った。

　いずれも初来日だという3人。マリノス戦に向けてデ・ブライネは「楽しんで勝ちたい」と意気込みを述べた。スターリングも「ゴールを決めたい」と意欲満々。ストーンズも「ゴールを許さない。それはDFにとって重要な仕事で、ゴールを決めてチームが勝つためにもベースになる。勝てることを願っているし、昨季僕たちが示したような勝利のメンタリティを見せていくことが必要で、それこそが重要なこと」とプレミアリーグ王者の貫禄を見せていくつもりだ。

　中国、香港と転戦し、シティにとって日本はアジアツアー最後の目的地になる。マリノスとの試合が終わればイングランドへ戻り、来たる新シーズンの戦いに向けた最終準備に入るようだ。プレミアリーグ2連覇、昨季国内4冠を経験している主力の3人は、より厳しさを増すであろう2019/20シーズンへの決意も語った。

「これまでよりもいいチームになるというのは、昨季を基準にすれば、大きなプレッシャーもあるし非常に難しい目標だと思う。もっともっと向上していき、さらにタイトルを重ねて、チャンピオンズリーグに出場できることを信じている」（ストーンズ）

「まずは過去2シーズンのことは忘れて、新シーズンに集中している。これからより厳しい戦いになるだろうし、対戦相手も僕たちとの試合に照準を合わせてくると思うので、きちんと準備を整えて臨みたい」（スターリング）

「個人的には怪我をしないこと。僕たちは昨季、獲得できる5つのうち4つのタイトルを手にした。全てを勝ち取るのは信じられないくらいで、非常に難しいチャレンジになるが、チームには期待しているし、始動してから数週間準備をしてきて、その中でさらなるタイトル獲得に向けてトライしているところだ」（デ・ブライネ）

　シティとマリノスの歴史的な一戦は27日の19時半にキックオフとなる。同日12時半からは横浜の日産グローバル本社ギャラリーにて、1990年代後半から2000年代前半にかけてシティで活躍したレジェンドである元スコットランド代表のポール・ディコフ氏を迎え、トークセッションや来場者へのプレゼント企画などもあるイベントが開催される予定となっている。

（取材・文：舩木渉）

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