アントワーヌ・グリーズマン【写真:Getty Images】
アトレティコ・マドリーは、バルセロナへ移籍したフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの選手登録を差し止めるようラ・リーガに要請を行っている。スペインプロリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス会長がスペイン『オンダ・セロ』に語った。
昨季までアトレティコのエースとして活躍していたグリーズマンは、今月12日にバルサに加入することが発表された。23日に日本で行われたRakuten Cupのチェルシー戦に出場し、バルサでのデビューを飾っている。
だが同選手の移籍をめぐっては、バルサとアトレティコの間で移籍金に関する主張が食い違っている。バルサはアトレティコとグリーズマンの契約に設定されていた契約解除金1億2000万ユーロ(約144億円)を支払ったと発表したが、アトレティコは今月1日にグリーズマンの契約解除金が引き下げられる前にバルサ移籍が合意していたと主張し、以前の契約解除金である2億ユーロ(約241億円)の支払いを求めている。
要求額が支払われないのであれば、バルサによるグリーズマンの選手登録を無効とすることもアトレティコは要請しているという。「アトレティコは書面を提出し、バルセロナにグリーズマンの登録許可を与えるべきかどうかについて疑問を呈してきた」とテバス会長は話している。
同会長によれば、リーガには「選手の登録をブロックする権限はある」とのこと。だがグリーズマンに対してその権限を行使するかどうかについて立場を明確にはせず、「各機関が状況を解決しなければならない」と述べている。
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