レアル・マドリーのガレス・ベイル【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、現地時間23日に行われたインターナショナル・チャンピオンズカップのアーセナル戦に出場してゴールを決めたFWガレス・ベイルについて、チーム内での状況は「何も変わらない」とコメントしている。スペイン紙『アス』などが伝えた。
20日のバイエルン・ミュンヘン戦でベンチ外となったベイルについて、ジダン監督は同選手が退団に近づいていることが理由だと試合後に説明。他クラブへの移籍に向けた交渉を行っていると明かし、「明日にでも決まるならその方がいい」と早期の退団決定を望む様子をみせた。
だが、それから3日が過ぎても移籍は決まらず。もはやマドリーでプレーすることはないとも考えられていたベイルだが、アーセナル戦ではベンチに入り、後半開始から出場すると56分にゴールを挙げた。
ジダン監督は試合後に、ベイルについて「彼は良い試合をした。嬉しく思う」と祝福。出場させた理由については、「今のところ我々の選手であり、ここにいてプレーしたいと彼が望んだからだ。先日(バイエルン戦)は望んでいなかった」と話している。
それでも、移籍が濃厚であることは変わらないようだ。「これからどうなるか見てみよう。何も変わってはいない。状況は皆さんご存知の通りだ」とジダン監督。マルコ・アセンシオの負傷がベイルの残留に繋がるかとの質問にも「それとこれとは関係ない」と返答している。
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