際立ったコンディショニングの成功
昨季のリバプールは本当に素晴らしかった。カウンター型のチームにポゼッションも併用させる戦術的柔軟性、難しい試合でも諦めず勝利を目指してハードワークを続けるウイニングメンタリティだけではない。ナビ・ケイタ、アリソン、ファビーニョら新戦力の台頭など、良かった点を挙げだせばキリがないほどだ。
多くの内容はもう既に様々なメディアで、様々な人によって語りつくされていることかと思う。筆者自身、フットボールチャンネルで、「史上最強の2位リバプールはなぜあんなにも強かったのか? 奇跡のチームの戦術を超えた強さ」というコラムをリーグ終了直後に寄稿した。
あるいはチャンピオンズリーグ優勝直後にも、ディボック・オリギに焦点を当てて「リバプールに栄冠もたらした奇跡の男、ディボック・オリギ。戦力外のFWが英雄となる物語」というコラムも執筆している。シーズンの全体像についてはこれらをご覧いただいたほうが良いかもしれない。
ただプレシーズンマッチが既に始まっている今の段階だからこそ、改めて見えてきた昨季の際立っていたポイントがある。それがコンディショニング面だ。今回はそこに焦点を当てて昨季を振り返りつつ、来季についても触れていきたい。
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