ハンブルガーSVの酒井高徳【写真:Getty Images】
J1のヴィッセル神戸を率いるトルステン・フィンク監督は母国ドイツのメディアに対し、ハンブルガーSV(HSV)の元日本代表DF酒井高徳の獲得に関心を抱いていることを認めている。
HSVでは過去にキャプテンも務めた酒井高徳だが、チームが降格から1年での1部復帰を逃した昨季最終節ではサポーターから“戦犯”扱いを受け激しくブーイングを浴びせられた。現在のプレシーズンでも事実上戦力外の扱いを受け、退団が濃厚とみられている。
移籍先としてはドイツの他クラブのほか、日本に帰国して神戸に入団する可能性もあるとドイツメディアで報じられていた。ハンブルクの地元メディア『ハンブルガー・モルゲンポスト』は、かつてHSVを率いた経験もあるフィンク監督のコメントを伝えた。
「彼は我々が関心を持っている選手の一人だ」とフィンク監督は酒井高徳についてコメント。その上で、「最終的には必ず金銭的に可能であるかどうかを見極めなければならない」と述べ、費用面を検討した上で獲得に動く可能性を示唆している。
酒井高徳は2012年1月にアルビレックス新潟からシュトゥットガルトへ期限付き移籍し、その後完全移籍。2015年からHSVに所属している。7年半ぶりのJリーグ復帰の可能性もあるのだろうか。
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