どんなに速いシュートのようなボールが来ても、全てダイレクト
サイドキックで蹴れるような近い距離へのパス。そんな時は、パスを出す瞬間、つまりボールを蹴る瞬間も周りを見ている。蹴るボールは間接視野で見ているのだ。
トラップするときもしかり。目線はボールだが、顔が正面向いている。何でもないシーンでも彼は、試合の実戦を想定して練習している。
アマチュアでも、プロでもやる「鳥かご」(ロンド)ボール回し。もちろん、日本代表の練習でもやっている。バルセロナのカンテラ育ちの久保は、これにも1日の長がある。他の日本代表選手と何が違うのか。
どんなに速いシュートのようなボールが来ても、全てダイレクトでパスに出来る。トラップではない、パスなのだ。ダイレクトでの!
そんなに速い矢のようなボールが来ても、ボールを受ける前にどこにパスを出せば良いか、考える習慣ができているという事だ。
(撮影・文:山田一仁)
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