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バルセロナ、繰り返されたお粗末すぎるCL敗退。今年もお荷物となった2人のアタッカー【18/19シーズン総括(10)】

シリーズ:18/19シーズン総括 text by 加藤健一 photo by Getty Images

年齢や経験は関係ない

 バルセロナはその後、コパ・デル・レイ決勝に臨んだが1-2で敗戦。バルセロナの連覇は「4」でストップし、タイトルはリーガ制覇の1つのみとなった。

 シャビが去り、ネイマールが去り、そしてイニエスタが去った。代わりに数百億円という金額をはたいてコウチーニョとデンベレを獲得した。しかし、何度でも声が涸れるまで言うが、彼らのプレーは期待値を大きく下回っている。

 そして、CL準決勝2ndレグでリバプールの4点目を許したCKでの一瞬の隙は、バルセロナの勝負弱さを表したプレーだった。そしてその隙を突いたのは、20歳のトレント・アレクサンダー=アーノルドだ。年齢や経験は関係ない。

 今夏はついにアントワーヌ・グリーズマンを獲得し、中盤には新たなコンダクター、フランキー・デ・ヨングがアヤックスから加入。ブスケツ、ピケ、メッシ、ジョルディ・アルバは30代になった。彼らにもシャビやイニエスタのように、チームを去るときがそう遠くないうちに訪れるだろう。彼らがもたらしてきた数々のタイトルが、過去形になるか、現在進行形で続くかどうかは、来シーズンのパフォーマンスを見ればわかるだろう。

(文:加藤健一)

【了】

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