LFPのハビエル・テバス会長(左)から「ラ・リーガ・アイコン」の特別シャツを手渡されるアンドレス・イニエスタ(右)【写真:編集部】
スペインプロリーグ機構(LFP)は22日、元バルセロナで現在はJリーグのヴィッセル神戸に所属するMFアンドレス・イニエスタを「ラ・リーガ・アイコン」に任命すると発表した。
同日には都内でイニエスタも出席してのラ・リーガ・アイコン就任発表イベントが行われ、スペインからはLFPのハビエル・テバス会長も来日して祝辞を述べた。
今年3月に発足したラ・リーガ・アイコンは、イニエスタで2人目。最初に任命されたのはかつてレアル・マドリーの守護神として活躍した元スペイン代表GKイケル・カシージャスだった。2人ともリーグの魅力を発信するにはもってこいの象徴的な選手だ。
テバス会長は「バルセロナで決定的な素晴らしいゴールを何度も決めてきた。カシージャスに続いてイニエスタがラ・リーガ・アイコンに就任するが、魅力を世界に広めるのにふさわしい人間だと思っている」と、元バルセロナの“至宝”の存在意義の大きさを語った。
また、「特に今、イニエスタは日本でプレーしているので、日本の皆さんにラ・リーガを知ってもらうために、アイコンとして最も大切な人間だと思っている」とテバス会長はラ・リーガと日本、そしてイニエスタの関係の重要性も強調していた。
カシージャスが1人目、イニエスタは2人目となったがテバス会長は「順番はあまり重要ではない」と述べ、「ラ・リーガを世界に発信してもらいたい」と大役就任を後押し。壇上でイニエスタにラ・リーガ・アイコンのみが着用できる特別なシャツも手渡した。
昨年夏にバルセロナから神戸へ移籍し、22日でJリーグデビューからちょうど1年を迎えたイニエスタも「自分がプレーすることによって世界にラ・リーガの価値を発信していきたい」とアイコン就任を粋に感じている様子。今後はピッチ上のみならず、ピッチ外でもSNSやデジタルツールなどを活用しながらスペインリーグの魅力やブランドを世界に向けて発信していく。
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