レアル・マドリーの久保建英【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのトップチームの一員としてプレシーズンツアーに帯同し、バイエルン・ミュンヘンとの試合で実戦デビューも飾った久保建英。スペイン紙『マルカ』は、その久保への注目度が日本やスペインのみならず世界的に大きく高まっていると22日付で伝えた。
久保は現地時間20日に行われたインターナショナル・チャンピオンズカップのバイエルン戦に後半開始から出場。ゴールに直接関与するようなプレーはなく、チームも敗戦に終ったにもかかわらず、積極的な姿勢や高い技術によりスペインメディアから高評価を受けた。
『マルカ』はバイエルン戦を終えた久保の印象について、「監督が飛行機に乗せて太平洋を渡らせようと考えたのは確かな理由がある」「彼の育成を誤らないためにはセグンダB(3部)は最適ではない」と改めて記している。
同紙はまた、日本のファンやメディアがマドリーでの久保の一挙手一投足に注目し熱狂していることにも言及。だがその注目度は日本のみならず全世界のファンにまで広がりつつあるとして、「kubismo(久保イズム)が生まれた」と表現している。
バイエルン戦の前には日本メディアの記者が久保についての印象を他国メディアに聞いていたが、試合後には海外記者の側が久保について知りたがり、日本の記者に質問していたという。バイエルン戦のプレー動画もSNSで世界中に大きな反響を呼んだとされている。
マドリーは引き続き米国遠征を行い、現地時間23日にはアーセナル、26日にはアトレティコ・マドリーと対戦する。注目度が高まる中、久保はどのようなプレーを見せられるだろうか。
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