レアル・マドリーのエデン・アザール【写真:Getty Images】
インターナショナル・チャンピオンズカップのレアル・マドリー対バイエルン・ミュンヘン戦が現地時間20日に行われ、バイエルンが3-1で勝利を収めた。マドリーでのデビューを飾ったベルギー代表MFエデン・アザールは、背番号「50」でこの試合をプレーしていた。
今夏の移籍市場でチェルシーからマドリーに加入したアザール。チェルシーやベルギー代表では背番号10でプレーしていたが、マドリーではMFルカ・モドリッチが10番をつけており、新天地での背番号が何番になるのかも注目されていた。
初の実戦でピッチに立ったアザールが身につけていたのは、まさかの「50」。だがスペインではトップチーム所属選手が1番から25番までの背番号を使用する規定もあり、この番号が仮のものであることは明白だ。
アザールの背番号の理由は、試合の開催日と開催地にあった。試合が行われた現地時間7月20日は、アポロ11号により1969年に人類が初めて月に降り立ってからちょうど50周年の記念日。「宇宙の街」ヒューストンで開催されたバイエルン対マドリー戦はその記念試合とも位置づけられていた。
新加入の目玉選手であることに加え、正式な背番号が決定していないという事情もおそらくは影響して、アザールは「50」を着用することになったようだ。シーズン開幕時に変更されることは明らかだが、プレシーズン中の他の試合で変更されるかどうかは定かではない。
アザールの正式な背番号は「23」になるとも報じられていたが、バイエルン戦では新加入のフランス代表DFフェルラン・メンディが23番を使用していた。バイエルン戦でベンチ入りしながらも出場しなかったFWマリアーノ・ディアスは移籍が濃厚になったとみられており、同選手の「7」がアザールに引き渡されるのではないかとの予想が強まっている。
【了】