レアル・マドリーのガレス・ベイル【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、ウェールズ代表FWガレス・ベイルが退団に向けて移籍先と交渉を行っている状況であることを明言した。クラブ公式サイトやスペインメディアが伝えている。
マドリーは現地時間20日にヒューストンで行われたインターナショナル・チャンピオンズカップの試合でバイエルン・ミュンヘンと対戦。MF久保建英がデビューを飾ったこの試合に、ベイルはベンチ入りしなかった。
ジダン監督は試合後に、「彼は招集しなかった。クラブは彼の退団に向けた交渉を行っているからだ。だからプレーしなかった」とコメント。噂されていた今夏での退団の見通しが事実であることを認めた。
「これから数日でどうなるか見てみよう。(退団が)明日になるようならその方がいい。彼を含めた全員にとって早い方がいいだろう。クラブは彼が行く可能性のあるクラブと話をしているところだ」と指揮官は状況を説明している。
2013年にトッテナムからマドリーに加入したベイルは、4回のチャンピオンズリーグ優勝など多くのタイトル獲得に貢献してきた。だが負傷の多さや低調なパフォーマンスなどから風当たりも強くなり、プレミアリーグなどへの移籍がたびたび噂されていた。
スペイン紙『マルカ』は、ベイルだけでなくFWマリアーノ・ディアスも移籍が濃厚になったとの見方を示している。バイエルン戦にベンチ入りしながらも出場しなかったことは、戦力外であることを示すジダン監督からの「メッセージ」だとみなされている。
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