カメラマンが見た久保建英の凄さとは?
コパ・アメリカの初戦、チリ戦で私がレンズを通して見た久保のプレー。
まず、第1に気が付くのは、相手と対峙した際、相手の重心を見ていること。第2に、相手に寄せられたときにボールを相手と反対側に置いて、取られないこと。さらに、取られない状況から相手を抜くことができる。第3に相手を抜きにかかっても顔が上がっていて、ボールを直接見なくても間接視野でボールを見て、プレーが出来ること。
チャンピオンズリーグ決勝24季連続取材。イングランドプレミアリーグ、撮影ライセンスを2000年取得後、19季連続取材してきた中には、若き日のクリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシなど世界のスーパースターのプレーがレンズを通して焼き付いている。
超一流プレーヤーは、自分の間合いで抜くというより、相手の重心を見ながら、その逆を突いて来る。メッシはそのいい例だ