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日本代表 5年前

久保建英の恐るべき超一流のスキル。ドリブルで抜く、その瞬間でさえ!【カメラマンの視点で徹底解説(1)】

久保建英。バルセロナの下部組織で育ち、18歳にして日本代表デビューを飾り、世界最大のクラブであるレアル・マドリーへの移籍を勝ち取った男。日本サッカー界の新たなスターとなったが、実際にはどのような部分が優れ、どのように凄いのか。レンズを通して世界のサッカーを見続けているカメラマンが解説する。(撮影・文:山田一仁)

シリーズ:カメラマンの視点 text by 山田一仁 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

カメラマンが見た久保建英の凄さとは?

久保建英_yamada
6月に日本代表デビューを果たした久保建英【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 コパ・アメリカの初戦、チリ戦で私がレンズを通して見た久保のプレー。

 まず、第1に気が付くのは、相手と対峙した際、相手の重心を見ていること。第2に、相手に寄せられたときにボールを相手と反対側に置いて、取られないこと。さらに、取られない状況から相手を抜くことができる。第3に相手を抜きにかかっても顔が上がっていて、ボールを直接見なくても間接視野でボールを見て、プレーが出来ること。

 チャンピオンズリーグ決勝24季連続取材。イングランドプレミアリーグ、撮影ライセンスを2000年取得後、19季連続取材してきた中には、若き日のクリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシなど世界のスーパースターのプレーがレンズを通して焼き付いている。
  
 超一流プレーヤーは、自分の間合いで抜くというより、相手の重心を見ながら、その逆を突いて来る。メッシはそのいい例だ

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