ダニエル・スタリッジ【写真:Getty Images】
リバプールを退団して現在フリーとなっているイングランド代表FWダニエル・スタリッジに対し、不正な形で賭博に関与した疑いで罰金および出場停止処分が下された。英『スカイ・スポーツ』など複数メディアが伝えている。
スタリッジはリバプールに在籍していた2018年1月に、自身の移籍に関する内部情報を漏洩したとされている。その情報を得た親族がブックメーカーでスタリッジの移籍に関する賭けを行っていた。
賭博への関与を禁じる規定に関して11件の違反があったとしてイングランドサッカー協会(FA)がスタリッジを起訴していたが、独立の規制委員会は2件のみ証拠が確認されたとして、残りの9件は棄却した。
スタリッジに下された処分は罰金7万5000ポンド(約1010万円)および6週間のプレー禁止処分。ただし6週間のうち4週間は2020年8月31日までの執行猶予となる。新たな問題を起こさない限りは今月31日まで2週間の出場停止処分となり、シーズンオフのため実質的な影響はないということになる。
FAはこの裁定を不服とし、異議申し立てを行う姿勢を示した。スタリッジは委員会の対応に感謝の声明を出しつつ、FAの異義に対しては「非常に残念」とコメントしている。
移籍先の決定していないスタリッジの去就については、DF冨安健洋の加入したボローニャなどからの関心も噂される。スタリッジは自身の現状について「トレーニングを積んでおり、これからのシーズンに集中している」と述べている。
【了】