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レアル、監督解任2度のドタバタ劇。ロナウド移籍の穴は名将ジダンでも埋められず【18/19シーズン総括(7)】

シリーズ:18/19シーズン総括 text by 加藤健一 photo by Getty Images

CLから姿を消す

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今年3月から再び指揮を執るジネディーヌ・ジダン【写真:Getty Images】

 チームはさらなる苦境に立たされる。1stレグでアヤックスに2-1と勝利していたレアルは、CL準々決勝2ndレグが行われる敵地アムステルダムに乗り込んだ。

 レアルは7分にスローインからボールを失い、先制を許してしまう。18分にも追加点を許したレアルは、ルーカス・バスケス、ヴィニシウス・ジュニオールの両WGが負傷により交代するアクシデントに見舞われた。

 レアルは62分までに0-3とされ、2戦合計スコアで2-4とビハインドを背負ってしまう。70分にマルコ・アセンシオのゴールで1点を返したものの、直後にアヤックスの芸術的なFKが決まり、万事休すとなった。

 公式戦3連敗を喫し、CL、コパ・デル・レイの2つのカップ戦から姿を消したレアルは、アヤックス戦の大敗の6日後に、大きな決断を下す。ソラーリを解任し、ジダンを再び監督に据えたのだ。

 ただ、2年半で3度のCL制覇に導いた名将と言えど、さすがにこのときばかりは手の施しようがなかった。残されたリーグ戦では3位を維持するのが精いっぱい。勝ち点68は直近17シーズンで最低で、2季連続で3位以下となったのは1973/74シーズン以来という、クラブ史上に残る低調ぶりだった。

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