開幕前から始まった“ドタバタ”
前人未到のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇にチームを導いたジネディーヌ・ジダンと別れたレアル・マドリー。2018/19シーズンは迷路に迷い込み、抜け出すことができなかった。
そもそもの“ドタバタ”は、シーズン開始前から始まっていた。
6月12日、レアル・マドリーはフレン・ロペテギ監督との契約合意を突如として発表。これを受けてスペインサッカー連盟(RFEF)は、スペイン代表がロシアワールドカップ初戦を3日後に控えているにもかかわらず、ロペテギをスペイン代表監督の座から解いた。かくしてレアル・マドリーのロペテギ政権は誕生した。
昨夏は、9シーズンで450得点をチームにもたらしたクリスティアーノ・ロナウドがユベントスに、期限付きでMFマテオ・コバチッチがチェルシーに移籍。一方でチェルシーからGKティボー・クルトワを獲得。ロナウドが抜けたポジションには、オリンピック・リヨンでリーグ戦18得点とブレイクしたマリアーノ・ディアスを補強した。
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